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環境に関連する用語

野焼き

春先に草木の新芽が出ない時期に野山の枯れ草を焼き、野山を草地として利用することを目的とした野焼きのほかに、廃棄物を不法に処理する方法として『野焼き』もあります。森林法によって、野焼き(法律用語では火入れ)を行う場合には、所在地の市町村の許可を得ることが必要です。

ドラム缶で廃棄物を焼却、穴を掘って廃棄物を埋めて焼却、ブロックを積みごみを焼却、庭先や空き地でゴミを焼却することも、すべて「野焼き」になります。そしてこれら廃棄物を処理するための「野焼き」は、平成13年に施行された法律に基づく「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」によって禁止されています。

法令に違反した場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金又はその両方を科せられます。

廃棄物の「野焼き」は、環境破壊の代表格ともいえる処分方法です。廃棄物を焼却する過程で、悪臭や大量の黒煙そして灰などが排出されます。そしてこれらは、猛毒ダイオキシン発生の原因にもなり環境ホルモンといった化学物質が発生するため、人間や生物への影響が心配されます。

昔はどこでも燃やしていたからと、庭先などで焼却することも絶対にしてはいけません。「野焼き」は、ゴミを焼却する時の温度・排ガス対策が全くされていないため、有害物質の発生を抑えることができないからです。

ごく一部例外で「野焼き」が認められていますが、地域の行事などの「山の神祭事」や「どんど焼き」や、農業、林業、漁業を営むためにやむをえないものとして、わらの焼却などは認められていますが、この場合でも廃ビニールの焼却は認められていません。


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