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リサイクルに関する用語

サーマ・リサイクル

サーマルリサイクルやサーマ・リサイクルと表記されていますが、同じ意味になります。サーマ・リサイクルは和製英語です。欧米ではサーマルリカバリー Thermal Recovery と呼んでいます。サーマルリカバリーの意味は、熱回収という意味になっています。廃棄物をただ単に焼却処理するだけではなく、焼却する際に発生する「熱エネルギー」を回収して、利用することがサーマ・リサイクルになります。

サーマ・リサイクルは、リサイクルの中で最終手段となっています。廃棄物を埋立処分する前に行う最終手段として位置づけられています。一般的にサーマ・リサイクルが行われるのは、マテリアル・ケミカルリサイクル、リユースが難しい廃棄物に対して行われます。

欧米ではかなり早い段階から行われてきた方法です。マテリアルリサイクルが不可能な廃棄物を焼却した際に、焼却した排熱を回収して熱を再利用することは、欧米では一般的に行われていました。

日本では欧米にならって、1970年代以降から少しずつ清掃工場で排熱利用が普及してきました。排熱利用の代表的な手法には、ゴミ発電やエコセメント化がありますが、冷房用のエネルギーや、温水などの熱源として利用されることも多くなっています。

1990年代以降に建てられた大型ごみ焼却炉の大半は発電設備を備えています。ところが、熱効率として利用されるのは日本国内平均で10パーセントとなっています。この数値は、火力発電所の40パーセントと比較すると大きく劣る数値になっています。

2005年5月に環境省が発表した「廃棄物処理法」の基本方針で、これまで埋め立て処分されていたプラスチックですが、埋め立て処分からサーマ・リサイクル化が盛り込まれています。そのため、各自治体で埋め立てやサーマ・リサイクルに関する見直しが進んでいます。


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