マテリアル(物質)から、再びマテリアル(物質)へとリサイクル(再利用)することです。ごみとなった原料を、再びマテリアル(物質)として再利用することです。「マテリアルリサイクル」という呼び方のほかに、「材料再生」「再資源化」「材料リサイクル」「再生利用」などと、いわれることもあります。
使用済みの製品や、生産過程から排出されたゴミなどを回収して、再び利用しやすいように処理が施されて、新しい製品の材料や原料として使われることを「マテリアルリサイクル」といいます。
ごみとして排出されたものを、原料に戻して再生利用する場合には、基本的な条件は単一素材化です。そのため、分別することや異物を除去することの徹底が必須となっています。
そのためプラスチックや金属では、再資源化や再商品化を促進するために、再資源化するための種類の判別を容易にするため、リサイクルマークが製品や容器などに表示されています。
例えば、マテリアルリサイクルの例としてはペットボトルがあります。ペットボトルはマテリアルリサイクルを利用して、いろいろな商品となって新たな製品として市場に出ています。
ペットボトルのリサイクルでは、着色されていないペットボトルを選別して、異材質のキャップやラベルなどを分離して除去した後にボトルが粉砕されます。そして、残留する異物を風力選別、比重分離で取り除き、洗浄、乾燥が行われて再生PETフレークに再商品化されます。
PETフレークになると、再生原料の材料として用いられます。ボールペン、クリアファイル、台所用洗剤ボトル、卵パック、クリアケース、防草シートなどといった新たな商品として再製品化され市場へ出てゆきます。