清掃工場は自治体によって呼び方はいろいろあり、クリーンセンター、ゴミ処理場、ゴミ焼却施設、ゴミ処理施設、環境美化センターなどがあります。
リサイクル可能な資源を分別して、可燃ごみを焼却処理して無害化処理を行なう施設です。清掃工場によっては、廃熱を用いて温水供給をしたり発電を行なったり、生ゴミの堆肥化施設や下水処理場の汚泥処理施設を併設していることもあります。
焼却炉では可燃ゴミの焼却処理をするとともに、有害物質の無限化を行ないます。焼却することで体積を減らし、雑菌や害虫駆除をすることもできます。
炉内で焼却する際、800℃以上の高温でかつ保持時間を長くして、完全燃焼させないとダイオキシン類発生量の増大につながります。
焼却炉は「廃棄物処理法」「大気汚染防止法」「悪臭防止法」「水質汚濁防止法」「騒音規正法」「振動規正法」「ダイオキシン類対策特別措置法」といった、法的な規制がされているため、日本全国の家庭用焼却炉も含めたすべての焼却炉に対して構造的な基準が定められいます。
清掃工場で焼却処理された残渣(かす)は、最終処分場で埋め立て処理されたり、セメントなどの原料として使用されたりします。